検査科目
予防接種

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検査科目

レントゲン
超音波検査
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
血液
尿検査
健康診断も受け付けています。

予防接種

カンボジアに滞在する人のための予防接種(ワクチン)ー2015年3月改訂第5版

副反応(すべてに共通)
注射部位局所の痛み・発赤、頭痛、発熱、筋肉痛・関節痛、その他まれに腹痛、下痢などがみられることがあります。いずれも自然に治りますが、心配であればご連絡ください。
接種した当日の注意事項(すべてに共通)
過激な運動は避けるようにしましょう。入浴しても差し支えありません。

 A型肝炎

A型肝炎は飲食物(特に生の海産魚介類)からかかるウイルス感染症です。したがって他の感染症に比べて接する機会が圧倒的に多くなります。小児では無症状か軽症で済むことが多いのですが、成人ではほとんどが発症し、発熱、黄疸、下痢、全身倦怠感などが現れ、1ヶ月ほどの入院が必要になります。劇症型となって死亡する例もあります。

ワクチン
途上国では多数の患者が発生しており、短期間の旅行者であっても推奨されます。 感染する機会が多く、ひどい場合には死に至るA型肝炎を予防できるので、熱帯医学ではA型肝炎ワクチンは最もコストパフォーマンスの優れた予防接種であるといわれています

接種回数/スケジュール
合計2回 / 10年間有効
(※日本製ワクチンは合計3回必要 / 5年間有効
1回目接種の6ヶ月後から12ヶ月後の間に2回目を接種します。

 B型肝炎

B型肝炎は性行為や医療行為を通してかかるウイルス感染症です。成人では約30%の人が発症し、やはり1ヶ月ほどの入院が必要になります。まれには劇症型となって死亡する例もあります。

ワクチン
カンボジアをはじめ東南アジアでは広く流行しているので、新生児・乳幼児期から接種されています。長期滞在する旅行者にも推奨されます。

接種回数/スケジュール
合計3回 / 10年間有効
1回目接種の1ヶ月後に2回目を接種、
3回目接種は1回目接種の6ヶ月後に3回目を接種
(日本製ワクチンも同じスケジュール)

 破傷風

破傷風菌は、途上国だけでなく世界中の土の中に潜んでおり、ケガをして土で汚染されると傷口から侵入します。破傷風菌が産生する神経毒によって神経が冒され、“口が開きにくい”から始まって、しゃべりにくい、歩行困難などに続いて全身の筋肉の緊張・けいれんを起こします。死亡率の高い病気です。

ワクチン
ケガをしてから医療機関を受診して、破傷風ワクチンの接種を受けることもできますが、遅れると発症の危険が高くなりますので、事前の接種が推奨されます。

接種回数/スケジュール

合計3回 / 10年間有効
※1975年(昭和50年)~1981(昭和56年)は接種が中断されていたので、この時期に生まれた方は確認が必要。

基礎免疫がある人
(1968年(昭和43年)以降に生まれた人、または今までに破傷風ワクチンを3回受けた人)→1回のみ接種

基礎免疫がない人
(1968年(昭和43年)以前に生まれた人、又は今までに破傷風ワクチンを受けたことがない人)→1回目接種の1ヶ月後に2回目を、1回目接種の1年後に3回目を接種

 狂犬病

狂犬病ウイルスに感染したイヌ、ネコ、アライグマ、キツネ、リス、コウモリなどに咬まれて感染します。潜伏期間は2週間から2年と幅広く、発症すると強い不安感、幻覚、から全身麻痺・昏睡状態となり呼吸不全でほぼ100%死亡します。日本国内では1956年以来発生していませんが(2006年にフィリピンから帰国した2名が死亡)、全世界中で毎年5万人以上の死者が出ています。

ワクチン
日本では希少かつ高価です。曝露(咬まれる)前と後とでは接種方法が異なります。また国によっても対処方法が違います。当院では免疫原性が高く、副反応の出にくい「組織培養ワクチン」を使用しています。(一部の途上国では副反応の強い「動物脳由来ワクチン」が多く使用されています)

接種回数/スケジュール
当院ではWHO(世界保健機関)方式を採用しています。
1回目接種日を0日として、
曝露前→0日,7日,28日の合計3回。
曝露後→0日,3日,7日,14日,28日の合計5回
1年から1年半という短い有効期間です。

 日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染します。西日本、東南アジア、南アジアに広く分布する病気です。発症は250人に1人程度と少ないですが、発症すると発熱、意識障害、けいれんなどを起こし、そのうち20%が死亡し、50%に後遺症が残ります。

ワクチン
従来型のワクチン(JEVAX®)は現在でも世界で広く使用されています。が、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の発症報告例があったために、日本では2009年5月、新型ワクチン(ジェービックV®)に変更されました。

接種回数/スケジュール 通常3回接種 / 5年間有効
日本では、2005年まで3期の定期接種を行っていた(通常3回接種)ので、多くの人が基礎免疫を持っていると言えます。基礎免疫があって最後の接種から5年以上経過している人は1回のみ接種します。接種が不十分な人、接種歴が不明な人は接種スケジュールが複雑になりますので、医師にお問い合わせください。

 腸チフス

サルモネラ菌の一種であるSalmonella Typhiに感染することで発症します。患者や保菌者の便・尿で汚染された食べ物や水からの経口感染です。 持続する高熱と頭痛・関節痛が初期症状です。 「腸」という言葉からは激しい下痢を連想させますが、初めは消化器症状がないか、むしろ便秘を生じます。下痢を起こすのは1週間以上経ってからです。腸穿孔を起こす危険性もあり、適切な抗生剤で治療しないと生命に関わる病気です。 仲間の菌であるSalmonella Paratyphi Aによるパラチフスという別の病気もありますが、症状は腸チフスとほぼ同じです。

ワクチン
飲むタイプの生ワクチンと、注射の不活化ワクチンがありますが、当院では後者を使用しています。   またパラチフスには効果がありません。

接種回数/スケジュール 通常1回 / 2〜3年間有効

日本は予防接種の後進国です。公費負担は少ないですし、自費で行うと高額です。 上記のワクチンはいずれも相当安価に接種することが可能です。また、この他にも、肺炎球菌、小児用のDTP(ジフテリア、破傷風、百日咳)+ポリオ+Hibが1本の注射器に入った5種混合、ロタウイルス、インフルエンザ、子宮頚がんなどのワクチンもあります。ご相談ください。